始まりはRPGツクールの作品であり、その後リメイクでPCのSteamゲームとして登場した『OneShot』。その『OneShot』がNintendo Switchで2022年に『OneShot: World Machine Edition』として配信されました。
パソコンの画面を操作しているようなシステムが特徴のパズル・アドベンチャーゲームです。
この記事では、Nintendo Switch『OneShot: World Machine Edition』について、どんなゲームなのかを遊んでみた感想を交えつつ紹介していきます。
まるでパソコンのようなゲーム画面
何よりも特徴的なのが、ゲーム画面。
パソコンのデスクトップのようですが、Switchでのゲーム画面です。
コントローラーの「ZR」がマウスの「クリック」になっており、このデスクトップ画面では「ダブルクリック」、「ドラッグ」といったパソコンの操作を使用します。
Switchのゲームではありますが、仮想パソコンを触っている感じです。
隅々まで触ると本当にパソコンみたいで面白いです。
どんな世界観?
プレイヤーはこのデスクトップから「OneShot」というゲームを立ち上げるのですが、そのゲーム内で「ニコ」という主人公を操作します。
ニコは別の世界から迷い込んだ男の子であり、ニコを導くのがプレイヤーの役目です。
操作自体は普通に謎解きRPGを遊ぶ感じなのですが、なんとこのゲーム、いわゆる「メタ要素」が盛り込まれているゲームであり、ゲーム内が「こちら=プレイヤー」を認識しています。ゲーム中は、ニコが「プレイヤー」に話しかけてくることもあります。
ゲームの雰囲気や謎解きは、トレーラーなどを見ていただくとよくわかると思います。
謎解き自体はそこまで難しくはありません。
デスクトップでの操作は、パソコン操作のような「ZR」でのクリックが中心。ポインタ移動は右スティックです。
ゲーム部分の操作は、謎解きRPGのように「左キー」または「左スティック」でニコの移動、Aボタンで決定です。
仕様など
何も見ずに始めたい方もいるかもしれないので、一応折りたたんでおきますね。
クリックで詳細表示
・アイテム関連
アイテムを選択=手に持った状態になります。
アイテムを一つ選択して、さらに別アイテムを選択すると二つを掛け合わせることができます。
・ファストトラベル
ゲームを進めると使用可能になります。
+ボタンを押してメニューを出すと「ファストトラベル」の項目があります。
行っていない場所は選択できません。
また、建物内にいるときはファストトラベルが使えません。
・歩く&走る
コンフィングで通常移動を歩くor走るに固定できます。親切ですね。
・プレイヤーの名前
プレイ中のアカウント名で呼ばれます。
ニコに初めて話しかけられるタイミングで、名前を変えるチャンスがあります。
ニコ「(アカウント名)、いる?」
の時に、
「はい」を選ぶと、そのままアカウント名で呼ばれます。
「それは私の名前ではない」を選ぶと、任意の名前を名乗ることが可能です。
・チャプター選択
できません。
(以上で折り畳み部分は終了です!)
収集要素
あります。
「World Machine Edition」では、以下の要素を集めることができます。
- 壁紙(ゲーム内のデスクトップ背景を変えられる)
- テーマ(ウィンドウ枠などの色設定)
- フレンド(キャラクターファイル)
- バッジ(実績)
特に、壁紙のイラストが素敵だなと思いました!
デスクトップの「カスタマイズ」から「壁紙を見る」で全画面表示にすることができます。このままPCの壁紙にしたい…!
まとめ
過去作はプレイしたことがなく、今作の「World Machine Edition」が初プレイでしたが、様々な場面で「パソコンならでは」の使い方があって面白かったです。
この「パソコンならでは」の部分がもう、あの、もう…!
もし興味があってプレイしたいと考えている方がいれば、絶対にネタバレを見ないでプレイしていただきたいです。
さらに、可能ならばPC(Steam版)でのプレイを強くオススメします。
おそらくその方が、操作感もよりスッとなじめると思いますし、何より没入感が一段変わると思うので…!
(もちろん、Switch版でも十分面白いです。面白いのですが、より楽しむなら!という話です)
個人的に、ストーリーに少しややこしいと感じる所がありましたが、すべてやった後に他の方の感想や考察を見て、なるほどな~と思いました。もう、皆さまの感想が深い…そして良いコメント、良いまとめがたくさん……!
このゲームならではの「体験」についてもしっかりまとめている方がたくさんいますので、クリア後はいろいろな方の感想を読むと面白いと思います。
本編自体はそこまで長くないので、周回プレイも割とサクサク可能ですよ。