アプリストアをなんとなく覗いていた時に、たまたま目に入った『ドアを開ける短いゲーム』。
タイプ的には、マップを巡って通貨を集め、次のマップを目指すアクションゲームなのですが、なんとなーくプレイしてみたところ、雰囲気に完全にやられて一気にプレイしてしまいました。
この記事では、スマホアプリゲームの『ドアを開ける短いゲーム』について、どんなゲームなのかを遊んでみた感想を交えつつ紹介していきます。
どんな雰囲気のゲーム?
起動してゲームをスタートすると、主人公の男の子が画面に映ります。
そして、こう言うのです。
さあ、今日も
やらなきゃいけないことを
やらなくちゃ
もう、この時点で何かがグッと来てしまいました……!
なんかこう…現代人に刺さる…………。
ドアを開けて家を出た男の子は、街中に落ちている「お金」や「ディライト」を集め、通行料を払ってドアを開け、また次の場所へと向かいます。
どうやら「お金を集めること」が彼の「やらなきゃいけないこと」のようですが――。
という感じのストーリーです。
【包み込んでくれるような優しい世界】
このゲームに敵はいません。
アクションゲームですが、落ちてゲームオーバーになることもありません。むしろ、落ちてしまった時は、マップで拾ったお金が復活しています。
ゲームのシステム的な優しさもそうですが、それ以上に出会う人々が優しい。
町の人に話しかけるとゲームのヒントを教えてくれるのですが、単なるゲームのヒントではなくて、なんだか「人生訓」というか、人生についてちょっと後押しをしてくれるような……不思議とそんなアドバイスをもらったような気持ちになります。
元気のないときや、出口の見えないときにプレイすると、もう…刺さる。
そんなゲームです。
グラフィックも柔らかな光に満ちていて、とても良い雰囲気です。
【アクション部分】
スマホの画面をスワイプしてキャラクターを移動させます。
自分はこの手の操作に慣れていたので大丈夫でしたが、不慣れな人はスワイプでの操作が少し難しいかも。
画面酔いをする人は「設定画面」から「カメラ感度」を落とすと良いと思います。ぐわんぐわんしにくくなりますよ。
基本的に自由にジャンプはできません。(トランポリンでジャンプは可能)
高いところから移動するときは「フワァ……ッ」という感じになるので、階段を下りるときは注意が必要です。歩いて降りる感じではなく「フワァ……ッ」となります。
プレイしてみた感想
タイトルの印象では、気軽に遊べる感じのゆるいゲームかと思っていました。
実際にプレイ自体はサクサク進み、2時間ほどでクリアしたのですが、プレイ後の満足感というか充足感というか、そんな気持ちでいっぱいで、体感としてはもっと長い間浸っていたような感じでした。
街の人達の言葉は押し付けがましくなく、「人生ってそういうところもあるよね」というような感じがなんだか優しい…。
ファストトラベルで快適にサクサク進めることができたり、「わかりやすくいうと」の説明が本当にわかりやすいという、そういったゲームプレイのフォローがしっかりされている点もよかったなぁと思います。
音楽もとても好みで、今はちょっとサントラが気になっています。
「短いゲーム」ではありましたが、思いがぎゅっとつまった素敵な作品でした。