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知識ゼロの素人が3Dアバターを作ってゲーム動画を作成してVTuberっぽいことをしてみた話⑤:実践編1~録画ってどうやってするの?


動画初心者には難所だらけだった録画の工程……。

 

動画初心者には難所だらけだった「録画」の工程

キャプチャーボードを購入して実際に動画を録ってみたものの、いざ録画したものを見てみると、
・動画とゲーム音、マイク音がずれている!=音ズレ
・動画のサイズをどれくらいにしたらよいかがわからない
・マイクの音質が悪い。ぼやける
・なぜかマイク音だけ入っていない
・動画がめちゃくちゃカクカクする
……などなど、問題が山積み\(^o^)/

特に音ズレ問題に頭を抱え、ネットで設定等を調べたり、一つ一つのパターンを試して検証したり、それでもうまくいかなかったり……という期間がしばらくありました。いや、もう本当に大変でした。つらい。しんどい。

以下でまとめているのは、あくまでも自分のやり方です。人によって異なる部分だと思いますし、ただの備忘録です。
なるべくお金をかけないで済ませたい&スペックの低いノートPCの崖っぷちクオリティです。
ニンテンドースイッチの録画の話になるので、ほかのハードだとまた話が変わってくると思います。

 

録画に使用しているもの

・ノートPC(SSD換装済み)
・置き型のニンテンドースイッチ
・テレビから音を聞く用のヘッドホン
・キャプチャーボード……………Elgato Game Capture HD60 S
・マイク……………………………3000円くらいのUSBピンマイク
・モニター…………………………普通のテレビ
・録画ソフト………………………OBS Studio
アバター用モーションソフト…VMagicMirror
・モーション認識用カメラ………ノートPC内蔵のWebカメラ

 

【マイクあれこれ】

マイクは当初ノートPC内蔵の本体マイクを使用していたのですが、ぼやっとした感じになってしまう&キーボードのタイプ音など声以外の音もたくさん拾ってしまうという問題がありました。

そこで、マイクを買うことにしたのですが、どれを買ったらよいか困り、かつ結局使わなくなったときに邪魔になるのも困ると思ったため、友人との通話にも使えるかなということでヘッドセットを購入しました。
しかし!結局のところ、ゲーム動画を録画するときにヘッドセットのマイク以外は使わない(ヘッドセットから音を聞かない)ということがわかったのです…!その理由は後程。

うまく首にかけてどうにかこうにか使っていたのですが、のちにそれも壊れたので、またしてもマイクを買い直すことに。
なるべくマイク部分が口元に近いものがよいと思い、現在使用しているのは3000円くらいのUSBピンマイクです。近年のリモート需要で、手ごろに買えるマイクが電気屋さんにたくさん売っています。

マイクに関してはまだまだ試行錯誤しています。
初期に作成した動画はかなり音が悪いのですが、今更作り直しや差し替えはできないしなぁ…。
もっと性能のいいマイクも欲しくなるけど、有名にならない限り買わないかな…。

・ノートPC内蔵マイク……音質が×
・ヘッドセット………………結局マイク部分しか使わないため×
 

キャプチャーボードとは?

先にまとめた記事はこちら。

現在使用しているのが、「Elgato Game Capture HD60 S」
キャプチャーボードを購入する際に、いろいろ調べた結果「I-O DATA GV-USB3HD/E」と悩んだのですが、比べた際にスペック面でエルガトの方が推奨環境が低かったため、こちらになりました。
使用開始から1年半ほどになりますが、本体の発熱は低めで特に問題なく動いています。キャプボよりもPC本体とアダプターの方が爆発しそうなほど熱々になっていますね…。
エルガト付属のキャプチャーソフトはダウンロードしたものの、使っていません。
エルガト本体のサイズは小さいです。一般的なスマホより一回り小さいぐらいですね。

 

録画(OBS)の設定

①基本設定
スペックがギリギリなので画質は泣く泣く妥協しました…。
・解像度……1280×720
FPS………30(60は無理でした…)
・形式………mp4(※初期設定ではmkv

のちの編集ソフトへの読み込みに影響するので、保存形式はmvkから変えておいた方がいいです。

 

②音・マイク設定
・マイクフィルター
ノイズ抑制、ゲイン、ノイズゲート、コンプレッサーをかけています。
絶対に設定しておいたほうがいいです。
詳しい人がわかりやすく解説しているので、それを参照するとよいと思います。

・同期オフセット
マイク、映像キャプチャデバイスともに500ms。
音声のほうが早く、映像が少し遅れている感じがしたので、同期オフセットを設定してマイク音・ゲーム音を少しだけ遅らせています。

・トラック分け
重要。のちの編集作業(文字起こし、音量調整、ノイズカット)に関わってきます。
やり方は詳しい方の解説を参照してください。
ファイルの内訳的には、

トラック① ゲーム音とマイク音→ムービーチェックでぱっと見れるように
トラック② ゲーム音単体
トラック③ マイク音単体

となっており、基本的には録画したものを見れば映像と音声のチェックができるようにしています。
編集で使いたい場合は、抽出ソフトで音源②と③を抽出して使います。

 

③録画時のソース構成
・背景画像
・映像キャプチャデバイス(ゲーム画面)
アバターアバターを別録りして後から合成のパターンもある)
・マイク

 

実際の困ったあれこれと解決策

【音ズレがひどい!】

①音声取得経路が間違っているパターン
OBSでのゲーム音の取得には「映像キャプチャデバイス(自分の場合はElgato)」と「本体デバイス(PC本体)」の2種があるが、「映像キャプチャデバイス」が正解。

②録画ソフトを二重に使用しているパターン
録画の時に、「OBS」と「キャプチャデバイスのソフト(自分の場合はElgatoのソフト)」を同時に起動していたのが原因。エルガトを起動しないと映像が取り込めないと思っていたが、実は勘違いだった。
キャプチャデバイス(エルガト)はケーブルで繋げばOK。
録画はOBSを起動すればOK。

③プレイ中に聞いている音源が間違っているパターン
以前はヘッドセットを使っていたこともあり、PCからゲーム音を聞きながらプレイしていました。
しかしそもそも、ゲームをPCに送るとそこでまず遅延が発生しています。この「遅延」っていうのは、「PCに表示させているゲーム画面」と「PCで聞こえるゲーム音」両方のことです。
そのため、テレビ画面を見ながらゲームができるパススルー方式というものがある訳ですが、それは「テレビ画面を見てプレイするから、PC画面を見てプレイするような遅延のストレスはないよ」ということ。

なのに、
自分は、TV画面を見て、音はPCから聞いていたのです……!
なので、遅れた音を聞きながらTV画面でゲームをしていたという訳であって…。
この致命的な勘違いに気づかないから、何もかもかなり遅くなっていたのでした……。
TV画面を見てプレイするなら、TVにヘッドホンを繋いでTVの音を聞いてプレイするのが正解。

 

【音割れする、または叫び声・小声が消える】

マイク設定をすること!
コンプレッサーやゲイン設定時に、なんとなくではなく、きちんと小声・大声パターンでマイク音声の振れ幅(緑~赤ゲージのやつ)を目で確かめながら数値を設定するべし。
おすすめ数値を入れてみるだけじゃダメ。自分の声でテストするべし。

 

【外付けマイクで録音したのに、PC本体のマイクで録音されていた】

【録画した動画にマイク音が入ってない(ゲーム音は入っている)】

マイクで「既定のデバイス」は要注意。きちんと自分の使うマイク名を選択すること。
そもそもPC本体がマイクを認識しているかどうかも超重要。

 

【マイク音とゲーム音を別録りしたけど、編集ソフトで読み込んでも分かれていない】

編集ソフトはAviUtlを使用。
AviUtlでは分けてある音声トラックは識別してくれない。
別ソフトで音声を抽出する必要がある。

 

当たり前のことですが、録画する前に該当ゲームの「配信・投稿のガイドライン」はきちんと確認しましょうね。

次の記事では、「動画作成の実際の流れ」をざっくり紹介していきます。