ただのゲーム好きブログ

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3teneダンスモーションを使って3Dモデルで踊れないか試してみた(その2)

またまたやってみました。
今回は前回の経験を活かしつつ、いろいろなエフェクトやら効果やらを試してみました。

以下、「無料かつ低スぺPCで3Dアバターのダンス動画を作ってみた」という内容の備忘録その2です。

 

【使用したもの】

  • PC(手持ちのノートPC)
  • 3Dアバター…………………VRoid Studioで作成
  • 録画&キャプチャーソフト…3tene FREE
  • 動画編集ソフト………………AviUtl
  • 使用BGM……………………極東の羊、テレキャスターと踊る(しゃろう様)
  • ダンスモーション……………3tene FREEよりダンス3
  • 素材お借りしました…………OKUMONO様

ほぼ前回と同じ。
今回も素敵なBGM&素材を使わせていただき、ありがとうございます…!
この方のBGMが好きで、ゲーム動画の〆にもいつも使わせていただいています。

 

【出来上がった動画がこちら】

 

動画作成にあたって、手順的なものは前回とほぼ一緒。

【前回の記事はこちら】

rocagamech10.hatenablog.jp


一連のダンスから、合いそうだなーという部分を塊で持ってきて、タイミングが合わないところは部分的に再生速度をどうにかこうにかして意地で合わせています。
大きく腕を回す部分は速度をいじっても違和感が出にくいので、調整役にぴったり。
地獄のタイミング合わせを終えたのちに、いろいろなエフェクトを追加する作業に入ります。

 

【今回編集でやってみたこと】

①シルエットにしたい

アバターをベタ塗りのシルエットで踊らせたい!

やったことは超簡単。AviUtlでフィルタ効果の「単色化」を使っただけ。
この時、「輝度を保持する」にチェックが入っていると色を重ねただけの状態に。
チェックを外すとベタ塗りアバターの出来上がり。

 
②線画風にしたい

これもやったことは超簡単。AviUtlでフィルタ効果の「エッジ抽出」を使っただけ。
この時「透明度エッジを抽出」にチェックを入れると、外側の輪郭だけにすることもできます。
ちなみに、色の選択をすれば線の色も変えられます。
(エッジ抽出単体で色が変えられるのに、これに気付かないでさらに上から単色化をかけていたのは自分です)

 
③鏡みたいにしたい

同一のアバターを鏡写しみたいに踊らせたい!

アバターを二人分置きました。
通常のアバターAをコピーして、まったく同じアバターBを用意します。
それぞれの立ち位置をX座標で指定して、あとはアバターBにフィルタ効果≫基本効果≫反転の「左右反転」をかけただけ。

反転効果では上下、左右、輝度、色相、透明度も反転できるんですね~。知らなかった。

 
④背中合わせにしたい

反転どうのこうのでもどうしようもないので、今回ダンスモーションでは2パターンの録画をしました。
その1:正面から一通り録画
その2:後ろ向きで一通り録画
中合わせにする部分では、この2種類の動画を同時に配置しています。
色味が若干違って見えるのは、アバターのさらに上のレイヤーにグラデーションの画像を置いているためです。

 
⑤ノイズっぽいのをかけたい

ラストのごちゃごちゃ部分。いろいろ試してみましたが、最終的に使ったのは以下のもの。

  • さつき氏のスクリプトを導入。アバター「ランダムラスター」を使用。
    一瞬ザザッとなるやつ。
  • 同上。「ランダム色ずれ」を使用。一瞬ザザッと色が出るやつ。
  • メディアオブジェクトのフレームバッファを使用。
    これで画面をずらして合成したのち、色ずれをかけています。
  • メディアオブジェクトの「音声波形表示」を使用。
    波形はType1。画像ループを使用して2つ表示させています。

あとは画面全体に「色相反転」をかけてみたり、「モザイク」を入れてみたり、徐々に背景の画像を減らしてみたり。
メディアオブジェクトの図形を使ってフィルタのノイズをかける方法も試したのですが、求める感じと違っていたので今回は使用しませんでした。

 

【困ったことと解決策】

①プレビューでチェックしたのに、書き出すとタイミングがズレてる!

「ここのズレが気になるから調整して、拡張編集RAMプレビューでチェックして、よしOK!エンコードだ!」
と、出来上がったものの、いざ完成版を見てみるとめっちゃズレてる…何で!?!?
というのに何度も苦しめられました。ええ何度も。本当に何度も。

これ、何が原因だったかというと、拡張編集RAMプレビューを「通常品質」で見ていたから。
自分のようにスペックの死にそうなPC、かつ今回のようにタイミングがとても重要な動画の場合は、品質設定を「無圧縮」にして拡張編集RAMプレビューを使用しましょう。

 
②動画が重たい!

もうカクツキなどはスペック的に仕方がないかと思っているのですが、いろいろ調べてみたところ「素材をリサイズしようね!」という先人たちの教えを発見。

自分の場合、動画を1920×1080サイズで作ることは諦めているため1280サイズで作成しているのですが、「大は小を兼ねるし、いずれ1920で作れるようになったときに困るかも」ということで、1280の画面の大きさに対して、1920サイズの素材を編集作業上で「拡大縮小」して使用していました。
ところが、この「拡大縮小」では素材の重さは変わらないのです。

少しはマシになるかということで、背景や効果として利用している画像素材をすべて1280サイズに合うようにリサイズして置いてみたところ、な、なんと、エンコードの時間が約半分になったのでした……!
思っていたより素材のリサイズは大事。
カクツキに効果があったかは正直よくわかりません。すみません。

 

【まとめ】

というわけで、「無料かつ低スぺPCで3Dアバターのダンス動画を作ってみた(その2)」は以上の通りです。

結論から言うと、「AviUtlには思った以上にエフェクトとかできることがたくさんあった」という感じです。
カスタムオブジェクトで雨や雪も降らせることができるのが驚きでした。
使っていないものがまだまだたくさんあるので、普段触らない部分でも一通り見てみた方がよさそうですね。
まだ使い方を理解できていない「移動」や「回転」なども、使いこなせたらいろいろなことができそうです。

あとは、「サイズや環境に合わせた設定は大事」。
そして、アバターを二人分動かすと、やっぱりめちゃくちゃ重たかったです……。
もっとスペック高いPCなら快適なんだろうなー。