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OneShot: World Machine Edition|ただの感想【ネタバレあり!】

『OneShot: World Machine Edition』のただのざっくり感想というかプレイ記録まとめというか、なんというかただの独り言です。

ネタバレ全開ですので、未プレイの方は見てはいけませんよ……!!

さて、クリアしての感想ですが、PC版で遊べる環境があったなら、絶対PCで遊びたかった……と、思う作品でした。

Switch版でのプレイだったので、やはり「テレビ画面でゲームを遊んでいる」という、一歩隔たりがあるというか、距離があるというか、「ゲームを遊んでいる自分」という自覚がある感じです。

これがPC版だったら、データの扱いや「彼」からのヒントがダイレクトで来る訳ですよね?もう、めちゃくちゃびっくりしそう。
まんまと「OneShot」の作品の一部になるような、そんな感覚が味わえたんだろうな~と思います。

肝心のプレイ内容ですが…

最初にデスクトップでフォルダを漁っていると、ヘルプの項目に「ファイルの消去」というのがあったので、「うわ、これ何か消す必要があるやつかー」と思いながらプレイを進めていました。

で、本編ですが、不毛の地のエリアから、「これ、いったいどういう世界観?」と思いながら進めていましたがサクサク進み、何がなにやらよくわからないうちに、エンディングを迎えてしまいました。

ちなみに、1周目は「壊すEND」を選択。

いや、だってニコはこの世界の住人じゃないし、そもそも「太陽」を置いたところで世界の崩壊は解決しなさそうだし、ならニコがおうちに帰った方がよくない??

という選択です。

このゲーム世界が徐々に壊れていく感じと、最後にニコがウィンドウの枠を越えて帰って行ったのには驚きました!

再起動すると[致命的なエラー」=[救世主がいない]となり、プレイ続行は不可能な状態に。おおーなんだかPCシステムっぽい。

バッジ(実績)ですが、ガーッと一気にプレイしていたので「ワンショット」を獲得。種は条件を満たして植えていたけど、太陽が復活しなかったので「再生」は取れず。
プレイ時間は4時間ほどでした。

 

【2周目】

やりこみ要素のバッジ(実績)がまだ残っているので、「最終選択で別の選択肢を選びたい&バッジ回収をしよう」と思い、すぐに2周目に取りかかりました。

「ゲーム内で『ゴミ箱』を使って、データを消して最初からやるやつだな」というのは最初からピンと来ていたので、ドキュメントを開いてデータを削除。

さぁて2周目か~と開始したら、もう最初から何かが違うぞ!?
最初のパスワードの解き方も違うぞ!?

ということで、

「これは単なる2周目じゃない…!!」という展開に、ワックワクが止まりませんでした!

1周目でさんざんトロッコを探し回ったりもしたのですが、2周目の要素でしたね。

本当なら2周目で取りこぼしのバッジ回収(交換、再生、本の虫)をするつもりだったのですが、本編の展開が異なったために回収できませんでした。「悪しき行い」のみ回収。

というわけで、2周目のエンディング。
プログラムがどうとか、世界がどうとか、個人的にはちょっと……内容が難しかったなー。

『作者』や『存在』というのを自分なりにしっくりくる言葉に置き換えられなくて、頭を捻っておりました…。
クリア後に他の方の感想を読んで、「4つの世界が関係している」という内容で理解が深まったかなという感じです。

それにしても、エンドロールのあの形は面白かったです!ニコが進むことで下から上に上がっていくような動き……新しい!
しかも登場人物がまた出てきて、カーテンコールみたいでよかったなぁ…!

エンディング後は、明かりのあふれる部屋が残されるのみ。
ニコは元の世界に帰ったので、ここにはもういません。

 

【3周目】

さて、多分これで本編は終わったよな?
ということで、デスクトップもあらかた見直して、ファイルを回収。
しかし、まだ実績コンプには至らず…。

ということで、取り逃し回収のために再びプレイしようと決意しました、が。画面が動かないので、再びゲームをすることができません。

2周目開始のように、またゴミ箱を使ってデータを削除して最初から……と思ったのですが、セーブデータを削除してゲームスタートをしても、明るい部屋の画面になるだけでゲームを進めることができません。

どうしようと思ったのですが、よーく見たらゲームスタート画面の一番下に「…」が追加されており、何かと思って押してみたところ、ワールドマシンくんが登場。

「ニコはもういないけれど、記録としてなら提供できる」というようなことを告げてきます。

3周目以降のゲームプレイは、ニコのいた「記録」を再生している状態になる訳です。
ニコのグラフィックはホログラムのように表現されていて、本当のニコはここにいないんだなと思わせます。
とりあえず、攻略などには頼らず3周目をプレイ。
謎解き部分はまとめて解いて、一気に進めていきました。

内容は1周目と同じでしたが、3周目に出会ったジョージの性格が違っていてびっくりしました!
「どの面の彼女に会ったか」って、そういうことか…!

ちなみに、1周目は自信なくて自虐的な3。2周目はスーパーデキる女の1。他の面も気になりますが、少なくともあと4周しなければならないのか…!?厳しい…。

3周目ENDでは、1周目で選ばなかった「太陽を置く」を選択。白背景で光に照らされるイメージでEND。「再生」を獲得しました。
明るい部屋が残りますが、そこには誰もいません。

 

【4周目】

取りこぼした壁紙とフレンド回収のため4周目へ。

2周目と同じ展開が待っていると思いきや………ん?あれ?また1周目と同じ展開だぞ?
1周目→2周目をプレイするんじゃないの…?

ということで気がつきました。
「チャンスは一度きり」という言葉。

いや、2周目をクリアして真エンドをみた段階では、

「思ったよりも選択肢で影響ある訳じゃなかったし、一度きりと言っておきながら展開違う2周目始まったし、なーんだ、全然一度きりじゃないじゃん」
と、思っておりました。

でも、

自分が体験した「1周目→2周目=真エンド」の展開は一度きりしかないんです
あの例外の「2周目」は、もう体験することはできないんですね。
ここにきて、ようやくあのキャッチフレーズの真の意味を知るのでした…。

というわけで、4周目は必要な部分まで進めて、取りこぼしを全部回収。
章選択やスキップができないのが少し面倒だったので、攻略情報を頼りました。
ウォッチャーとケルビン、キャットウォークを取りこぼしていました。
ジョージは「これ、6周すんの?嘘でしょ??」と思いましたが、1人登録されていればOKのようです。

 

【おわりに】

いやー。それにしても、プレイヤーがゲームを起動する=ニコを呼び出しているっていう構造が驚きでした。
おうちに帰りたいのに、プレイヤーのせいで帰れていないんじゃん…!っていう。

1周目の「ニコを家に帰す」選択で、システムエラーでゲーム続行不能なのも面白かったですね。

そういえば、「太陽を置く」選択でEND後に明るい部屋が残されて、ニコが見当たらないのですが、「救う代償を背負う」みたいなことをワールドマシンくんが言っていたと思うんですよね。

ゲーム中で、「前の太陽がなくなってから~」という話を住人がしていたと思うのですが、もしかして、新たな太陽の設置って何度か行われている?もしかして、太陽を光らせるエネルギー源として、「救世主」が吸収されていたり………………??

でもそうである場合、1周目で「太陽を置く」選択をした場合に、2周目のニコが存在しなくなると思うので、吸収されてる説はないか。塔のあの部屋に閉じ込められていたりするんだろうか……。

 

さてさて、結果として4周プレイしましたが、もう何度起動しても「そこにニコはいないんだな。元の世界でパンケーキ食べてるかな」と、思ってしまうので、なんだか不思議。
単なるゲームではなく、ほんとに「元の世界にニコが帰ったんだな」って思えるんですよね。

不思議なゲームでした。

これ、Switch版だからデスクトップ画面が作られている訳ですが、PCでやったら、ほんとに自分のPCのドキュメントとかにデータが入ってるってことなんですよね??

Switch版だと壁紙やサウンドモードなどが追加されてるみたいですが、いやこれ絶対PCでやったら臨場感ありすぎておもしろいですよね!いや、データ削除しなきゃいけないのは怖すぎるんですけどね!!