錬金術RPGである「アトリエシリーズ」。
なんだか無性にやりたくなったので、せっかくならと未プレイだった『トトリのアトリエ』をプレイしてみました。
今回プレイしたのはSwitch版の『トトリのアトリエDX』です。
ただの個人的な感想まとめ。ストーリー＆ED条件のネタバレは基本的に伏せているので、未プレイの方でも読んでも大丈夫な内容となっております。
▶これを書いている人
アトリエシリーズは全部とはいかないものの、過去作は11本ほどプレイ。
- 前作にあたる『新ロロナ（PS3）』はプレイ済み
- 数年前に2019年の『シャリーDX（Switch）』をプレイ。黄昏はシリーズ通してプレイ済み
- ソフィー（2014年）以降のタイトルは未プレイ
アトリエシリーズは調合・採取・戦闘要素のあるゲームであり、サクサク進むのが個人的に好きで、昔のタイトルを中心に遊んでいました。
笛メインの民族調なBGMや、前衛後衛を入れ替えながら戦う戦闘、より強い効果を求めて行うアイテム調合など、個人的に好きなシリーズの一つです。
おそらく、何を求めるかによってその人のおすすめタイトルが変わってくるゲームだと思うのですが、RPG好きの自分にとっては「黄昏シリーズ」が世界観やデザイン含めて一番好きなシリーズですね。エスロジの世界観たまらん。
噂の「シリーズ最高難易度」
突如無性にアトリエシリーズがやりたくなったので、未プレイの何かを遊ぼうと思って調べたところ、多くの方のおすすめに「トトリ」が挙がってくるではありませんか。
冒険者ランクによって行ける場所が広がるゲームシステム＆自由度が好評ですが、「シリーズ最高難易度」、「難しい」との声がチラホラ。
前作にあたるロロナはプレイ済みだし、「難しいなら望むところだ、やってやろーじゃん」と意気込んでプレイしてみたのですが、結果から言いますね。
トゥルーEDを見るのに、最終的に４周半してしまいました。
普通にやって２周で終わるだろうと思っていたのに、全然終わりませんでした！！
１周目⇒攻略情報なしでプレイ。ノーマルED
２周目⇒攻略情報なしでプレイ。メルED
３周目⇒攻略情報でトゥルーEDの条件を確認。愕然とする。トゥルー目指したものの失敗してジーノED
４周目⇒ラスト１年半の時点でイベント回収不可の事実に気付き、途中のデータからやり直し……。
というわけで、トゥルーEDに４周半かかったのでした。
本当に、攻略情報なしでトゥルーEDに到達するのは相当難しいと思います。
プレイした感想やシステム面
①時間制限が結構シビア
調合、探索、戦闘、依頼など特定の条件をこなすことによって冒険者ポイントを貯めてランクを上げていくのですが、１周目はそこそこシビア。
最初は自由気ままにプレイしていたのですが、上げなければならない冒険者ランクが何段階かあり、「あ…コレ、適当にやると間に合わないかもしれない」と思い、途中から急ピッチでランク上げに勤しみました。
ワールドマップ移動、採取、戦闘でも時間が経過するので、日数を気にしながらプレイしていました。計画的に進める必要があるゲームです。
②敵が強い
武器・防具・アクセサリの引継ぎが２周目以降に可能であり、周回前提のゲームですが、１周目はほぼほぼ戦闘を避けていました。
２周目以降は多少ラクになりますが、それでもボス級はなかなか強い。被ダメが痛い。あと２回行動しないでほしい。
③戦闘・調合はとてもシンプル
戦闘は３人パーティ。アシストガードや追撃、必殺技などはありますが、前衛後衛入れ替えシステムはありません。
調合もいたってシンプルなシステムであり、属性値や品質を任意でいじるパズル的な要素はありません。いかに品質の良い＆お目当ての効果を持った素材を採取できるかが重要。
新しめのシリーズをプレイしていると、とてもシンプルに感じると思います。
④諸々の倍速、早送り機能あり
DX版ではRスティック押し込みで移動スピードと戦闘の倍速設定ができます。
できます…が！元々のスピードがかなり遅いので、サクサクスピードというよりは普通の速さに感じるレベル。
また、イベントシーンのスキップはできませんが、早送りは可能。
周回時にチュートリアルをまるっと飛ばせる機能あり。そこはかなり良ポイント。
自分のプレイ記録
以下、ネタバレ含むため折りたたみます。
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■１周目（自力）
- 母親を見つけることはできた＆ランク最大まで上げた。
- 時間が足りず、エビルフェイスは撃破できず。
- ミミを連れまわしていたため「最果ての村」後のスチル回収はできたものの、戦闘Lv50が未達成。
- 他、イベント回収もできなかったためノーマルED。
■２周目（自力）
- 早い段階で船の材料や諸々の用意ができ、塔のエビルフェイスを無事に撃破。
- ミミを連れまわしていたためスチル回収はできたものの、１周目と同じくLv50が達成できず。
- １周目では確認できたジーノの師弟関係イベントが未回収。
※時間効率を考えてロロナのアトリエにこもりがちだった＆ファストトラベル多用のため、２年目～３年目の間にアランヤ村の広場に行っておらず、ジーノの師弟関係イベントを逃してしまった。 - なぜか便利道具大全がずーっと入手できず５年目になってしまった。
※トトリの方のアトリエでパイを作ってなかった。
てっきり、話の本筋（エビルフェイス）撃破でトゥルーだと思っていたのに、諸々の条件が足りずメルＥＤ。
■３周目（ＥＤ条件のみ攻略情報で確認）
- 早い段階からミミを連れまわして常にレベル上げ
- ２周目で失敗したジーノイベントに気をつけて師弟イベント回収
- マークのイベント条件（Lv30）に気を付け、スチル回収
便利道具大全も回収し、船を作り、いい感じで進んでいったと思いきや……
あれ？フラウシュトラウト倒したのにミミのスチル見てないぞ？
おかしいなと思って調べてみたところ、「船の材料集めに行くんでしょ？」を見る前に船のパーツを全部作ってしまっていたのが原因。
嘘だろ？？？？？？？？？？？？？？？？
まさかのサクサク進めすぎたせいで失敗するという…。
その後、一気にモチベが落ちたので、残りの期間はちむでアーランド石晶作成＆ひたすら寝る＆パイ補充→売るで次の周回のために資金稼ぎ。
これまで勘違いしていたが、ちむの調合には見本になるアイテムは必要だが、材料を消費しないという事実に気付く。
そんなこんなで２５万コールしか貯まらなかった……。
■４周目（必要なイベント発生の時期を攻略情報で確認）
- 早い段階からミミを連れまわして常にレベル上げ。
- ２年目に入ったら村の広場に行き、ジーノの師弟関係イベント回収。
- マークのイベント条件（Lv30）に気を付け、スチル回収。
- 船のパーツはすべて作成せず１つ残しておく。ミミとのフィールドイベント「船の材料を～」を見てからパーツの全作成＆船の完成。
- ちむを揃えるため、早い段階でパメラの店で「生命の水」を買っておく。イクセルの料理イベントで勝利しておく。
- ちむが調合できるようになったら、常にパイ作成＆資金用アイテム作成をお願いしておく。
などをしておき、無事にフラウシュトラウト撃破＆イベント回収も諸々済み、残りは戦闘Lvと調合Lvのみ！
そして、調合Lvも50に上がったぞー！という５年目の７月。
……あれ？ロロナ先生の「私より～」みたいなイベントがいつまでたっても起こらないんだけど……。
ということで、不安に思って調べてみたところ、３年目の７月～最果ての村に行くまでの間に「職人通りでのイベント」（ロロナがクーデリアに相談するやつ？）を見ていないといけないらしい。
…………。
船作ったら速攻「最果ての村」に行ってたから、そのイベント見てないぞ！？！？
嘘だろッ！？！？！？！？(ﾟДﾟ;)
というわけで、４周目も見事に失敗。
今回は４年目開始時のデータを残してあったので、５年目７月まで進めたものの、４年目からやり直すことに……。
その後は全部回収完了して、無事にトゥルーEDに辿り着けたのでした……。
（以上で折り畳み部分は終了です！）
まとめ
イベント回収を逃すことが多く、トゥルーED到達にかなり苦戦しました。
「難しい」と言われるように、確かに攻略情報なしで自力でトゥルーEDを迎えるのはほぼ不可能ではないかと思います。
そういえば、後のシリーズではファストトラベル時に顔アイコンでイベント発生がわかるようになっているのですが、今作ではそれがないので、余計にイベントを逃しやすかったのかなと思います。
顔アイコンの偉大さを知りました……！
ストーリー部分に関しては、メインの目標はありつつも、基本的には「ほのぼの日常系」であり、世界を救うとか巨大な悪を打ち滅ぼすとかそういったことはない「昔ながらのアトリエ」という感じでしたね。
個人的には、特定キャラの溺愛っぷり（しかも１組ではない）があんまりなーという感じだったり、ちょっと露骨なアングルや揺れがあったりするので合わないなと感じる部分があり、少し残念でした。
それでも、採取・調合の楽しみはアトリエならではですし、苦労しつつもトゥルーEDは見ることができて良かった…！という内容でした。
プレイ時間は、なんやかんやで80時間越え。たっぷり楽しませていただきました！
