板だと思ったら、板じゃなかった。
キャプチャーボードって何?
この記事では、ニンテンドースイッチのゲーム実況を想定して話を進めていますが、前述の記事でもあったように、ニンテンドースイッチだけではゲームの録画や配信はできません。
スイッチとPCを直接つないでゲーム画面をPCに表示、もしくはゲームしているTVの画面をPCの画面に表示できれば万々歳なのですが、それはできません。なぜならば、コピーガードがかかっているからです。
同じように、PS3とPCを直接線でつないでもPCにゲームの画面は映りません。
この問題を解決するのがキャプチャーボードです。「ボード」という名称ですが、別に板状ではありません。
つなぎ方はざっくり以下のようイメージです。
キャプチャーボードを経由して、PCに映像や音声を送るわけです。
ちなみにこれは、TV画面に出力可能な通常型のスイッチのみ可能です。なぜなら、スイッチライトにはテレビ出力をするためのHDMI端子がないからです。
【キャプチャーボードはざっくり2種類】
キャプチャーボードも調べてみたら、まあ出てくる出てくる!
偉大なる先人たちが素晴らしい解説を作ってくださっているので、そちらを参照するとよいと思います。
お値段は千円しないものから、万までピンキリです。
「とりあえず初めは安いのでOK?」かといえば、そうでもありません。
そもそもの前提として、今手持ちのPCで使えるか?という問題があるからです。
キャプチャーボードそれぞれに推奨動作環境というのがあるので、自分のPCと照らし合わせて選びましょう。
推奨環境を踏まえたうえでキャプチャーボードを選んでいくわけですが、キャプチャーボードは大きく分けて2種類存在します。
超ざっくりいうと、「PCへの負担が大きいもの」と「負担が大きくないもの」です。
外付け……ケーブルでつなぐもの。ノートPCでも使用可能
じゃあ、どれにするの?という話ですよね。
負荷が軽いほうがいいけど、ラグが大きいと困るし…かといって、ラグが小さいのはPCが重たくなるし…でもPCが動かなくなったら元も子もないし……という感じです。
かつては、キャプチャーボードを使う時はPCに表示された画面を見てプレイするのが主流だったため、ラグが大きいとぶっちゃけゲームどころではないという事情がありました。
しかし、近年はハードウェアタイプ(負荷が軽くてラグが大きいやつ)のキャプチャーボードでも「パススルー機能(TVモニターにゲーム画面を映せる機能)」がついたものが登場し、PCにゲーム画面を映しながらも、TV画面を見てゲームをすることができるようになりました。TV画面に映した映像はラグが少ないので、ラグ問題はそこまで気にしなくてもよくなったのです!
という訳で、PCスペックが死にそうな自分は、「ハードウェア形式のパススルー付き」のキャプチャーボード一択でした。
【どのキャプチャーボードを買う?】
さて、前項で出た「ハードウェア+パススルー」を備えたキャプチャーボードという条件でだいぶ絞り込みはできました。
肝心のキャプチャーボードですが、先人たちがこれまたいろいろ記事を作ってくださっているので、それを参考にしたり、某通販サイトの商品のレビューを見たりしてさらに検討を重ねました。いくつかピックアップしながら、自分のPCスペックと推奨動作環境を念頭に置いてさらに絞り込んでいきます。
最終的に残ったのは「I-O DATA GV-USB3HD/E」と「Elgato Game Capture HD60 S」の2種類。悩んだ結果、「Elgato Game Capture HD60 S」の購入を決めました。
決め手は、推奨環境が低めだったのと、使用感のレビューから。
できれば国産のものがよかったのですが、「GV-USB3HD/E(なんと動画編集ソフト付き)」は推奨環境が「Elgato」に比べて高かったので無理かもと判断。
「I-O DATA GV-USB3HD/E」に付属の動画編集ソフト(PowerDirector)はあったら劇的に良いらしいのですが、使用を予定していた無料動画編集ソフトがあったので、それでいいかなと考えました。本格的にやりたくなったら、買えばいいやーみたいな。
という訳で、正月休みで作業できたらいいなーということで、2021年末に密かにポチったのでした。
また、キャプボによって使用できるゲーム機とそうでないものがあるので、その辺りもよく調べて買わなければなりません。
「Elgato Game Capture HD60 S」はSwitchでは使えますが、WiiやPS3では使えません。
WiiやPS3の画面を録画したい場合は、追加で機器を投入するか別のキャプボを用意する必要があります。
次の記事では、「アバターはどうやって作るのか」についてまとめていきます。