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Alba Wildlife Adventure|動物保護に駆け回る夏休みゲーム【後半ネタバレありレビュー】

「夏らしいゲームがしたい!」と、思って色々探していた時に発見した『Alba Wildlife Adventure
《ある夏、おじいちゃんの暮らす島に1週間滞在する》という設定に心が惹かれますよね…!

この記事では、『Alba Wildlife Adventure』(Switch版)について、どんなゲームなのかを遊んでみた感想を交えつつ紹介していきます。

 

どんなゲーム?

舞台は地中海のとある島。
主人公アルバはおじいちゃんの家に1週間滞在することになります。
どうやらアルバは毎年?この島に来ているようで、仲良しの友達もいます。
ある日、浜に打ち上げられたイルカを助けたことから、野生動物を保護しよう!という活動を始めるのですが……

という感じのストーリーです。

環境問題とか動物保護とかテーマ的にはちょっと堅め。
「押しつけっぽい感じだったら嫌だな…」と、少し心配していましたが、主人公が子どもであるということと、デフォルメされたグラフィックの印象により、違和感や押しつけ感はありませんでした(※個人の感想です)。むしろ、「子どもだったらこういう所あるよね」と、思いながら遊べました。

ちなみに、ソフトを一本DLすると木が一本植樹されるようです。現実にも何か還元されるってすごい!

 

ゲームの特徴

スマホで動物をスキャンし、ガイドブック(図鑑)を埋めていくゲーム

てっきり、写真を撮影してアルバムを作る感じかと思っていたのですが、あくまでも「スキャン」がメインなので、自分が撮った写真は残せません。
あちこちに野鳥がいるので、図鑑のほとんどは鳥です。
撮影しやすい鳥もいますが、飛んでいる鳥はなかなか難しいです。

 

②野生動物を保護するために奔走する

島にはたくさんの動物たちがいますが、中にはゴミに苦しんでいたり、人間たちのせいで被害に遭っている動物も……。
島にある「自然保護区」を復興させながら、島の動物たちを救出する活動を行います。

 

③ストーリー進行で時間が経過=実質、時間無制限

アルバには「やることリスト」があり、メインストーリーに絡むものを進めていくとストーリーが進行します。
ストーリーが進行しきると夕方になり、おじいちゃんから「帰っておいで」というDMが届いた後、家に帰るとその日は終了します。

ストーリーを進めなければ時間は経たず、かつ、家に帰るまでは遊び放題です。
つまり、この手のほのぼのゲームにありがちな「1日の制限時間」がありません
心ゆくまで島の探索をしたり、のんびりと風景を眺めたりできます。
時間に追われることがないのは良いですね。

 

④妙にリアリティがある

島にホテルを建設する話が出てくるのですが、それに対する住民の考えは様々です。
「環境破壊をするなんて言語道断!」というタイプの人もいますし、「新しい雇用が生まれるからチャンス」と捉える人もいます。
実際、この島は寂れていっているらしく、「観光客が集まれば経済が潤う!」という意見もあります。

り、リアルすぎる…。

また、道端にゴミが落ちていたり、人があまり立ち入らなさそうな場所に落書きがされていたりと、そういうところもリアル。わかる、わかるよ。

 

人によっては気になりそうなところ

①移動速度

マップはなかなか広いのですが、アルバのスピードはそれほど速くありません。
端から端まで行こうとすると結構時間がかかるので、ガツガツサクサク進めたい人にはちょっとストレスかも。

自分は、リアルの曜日(月曜日スタート)とリンクさせてゲーム内時間で1日ずつ遊んでいたため、「今日はこのエリアだけでいいや」、「明日はあっちの方に行ってみよう」といった具合に楽しむことができ、それほど問題はありませんでした。

 

②翻訳

言い回しが海外だな~という感じ。個人的にはそれほど気にはなりませんでした。

 

③スキャン

上でも触れていますが、写真は残せずスキャンするだけです。
個人的には、ゲーム内でのアルバム機能が欲しかったのですが仕方ありません。その分本体のスクショで撮りまくりました。

また、ガイドブック(図鑑)は見た目と鳴き声がわかるだけなので、詳しい説明などが読みたかったな~と、思いました。「気になったら自分で調べようね」ということなのかもしれませんが。

 

④セーブ

任意でセーブができません。
何かタスク達成時に記録されている模様。
再開時はオートセーブされたところからになるので、キリの良いところまで進めてからゲームを終了する必要があります。

 

まとめ

動物保護・環境保全などのテーマはありますが、全体的には「地中海の島をまったり探索」という感じのゲームです。
カラフルなグラフィックは外国感がありますし、環境音は動物の声を録っていたりしてリアルです。

クリアまで6時間。
ボリュームはそれほどありませんが、サクッとプレイしたい方には良いと思います。
クリア後は無制限で遊べるモードになるので、取り逃し要素などを心配しなくても大丈夫ですよ!

 

▼動画で紹介

動画での紹介はこちらからどうぞ

                                    

プレイ後の感想

以下、内容をぼかしてはいますが、折り畳み部分にネタバレあり
単なる感想まとめです。
未プレイの方はご注意を。

 
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終始ほのぼの~な感じで終わるかと思ったら、5日目・6日目に大きな動きがあってびっくり。

しかし、結局あの人がどうなったのかわからないし、6日のアレも何が原因なのかよくわからないしでちょっとスッキリしないところがあります。いや、妙にリアリティがあるゲームなので、現実でもこんなものかもしれませんが…。

個人的にちょっと納得いかないのが、6日目のアルバの行動。
いや、うん、ドラマチックだとは思うけど、思うんだけどね!?それはマズイでしょう!?(後でたっぷり怒られたとは思うけど)
まあ、気になったのはそのぐらいですかね。

ちょっとずつゴミ拾いとか、修理とかできるようになったのは楽しかった!
欲を言えば、落書きも消したかったな…!

全体的には景色が綺麗で環境音もよく、なかなか好みに合った良いゲームでありました。
(以上で折り畳み部分は終了です!)