ただのゲーム好きブログ

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3teneダンスモーションを使って3Dモデルで踊れないか試してみた

PCスペック諸々の都合上で、普段はアバターを使って紹介動画や実況動画を作っているのですが、ふと唐突に
Leap MotionもハイスペックPCもないけど、ダンスモーションが初期搭載されているキャプチャーソフトがあれば、3Dモデルを踊らせることができるのでは…!?」
と思いついたのでやってみました。ほんとに唐突に。

以下、「無料かつ低スぺPCで3Dアバターのダンス動画を作ってみた」という内容の備忘録です。

 

【使用したもの】

  • PC(手持ちのノートPC)
  • 3Dアバター…………………VRoid Studioで作成
  • 録画&キャプチャーソフト…3tene FREE
  • 動画編集ソフト………………AviUtl
  • 使用BGM……………………おどれグロッケンシュピール(しゃろう様)
  • ダンスモーション……………3tene FREEよりダンス1
  • 素材お借りしました…………OKUMONO様

素敵なBGM&素材を使わせていただき、ありがとうございます…!

 

【出来上がった動画がこちら】

 

【作成の流れ】

①ダンス動画をどうやって撮るか

まず、自分は全くダンスができませんし、全身モーショントラッキングのための機器も持っていません。ソフトによってはWebカメラのみで全身トラッキングできるものもありますが、手持ちPCのスペック的にそれは無理。
また、ダンス系の動画はMMDでよく見ていたものの、自分で作った経験はゼロ。

さて、ここで登場するのが「3tene」

普段、紹介動画などでは別のキャプチャーソフトを使っているのですが、ふと「3tene」の搭載モーションが気になって見てみたら……あるんですよ。格闘アクションや手を振る動作のほかにも、「ダンスモーションが3種類」も初期搭載されているんです!
このモーションをポチッと押すだけで踊ってくれます。すばらしい!

 
②録画準備

3teneを起動して、録画のための下準備をします。
アバターが画面に収まるように位置の調整
・画質設定
・ショートカットキーに表情や目線の登録
・後の編集作業を考えて、背景をグリーンバックに設定
スペックが貧弱なので1920サイズはアウト。拡大すると画質が気になるけど1280で。
本当はカメラもいじれたらよかったのですが、初めてですし、今回は定点カメラで。

 
③録画

3teneに録画機能がついているので、それを使用して録画します。
ダンスモーション中は、ショートカットキーを使ってそれとなーく目線を変えてみたり、表情を変えてみたり。
しかし、自アバはそんなに表情差がないので、あまりわかりませんね。

 
④編集作業

・ダンス動画
・BGM
・背景
の3つを使って、動画編集ソフトで作業を進めていきます。
自分が使用しているのは、フリーソフト「AviUtl」
市販のソフトがあったほうが作業効率は良いと思うのですが、趣味でやるだけだからいいかなーということで、自分は「AviUtl」にお世話になっています。

作業1:音源とダンスのテンポ合わせ
ダンスと音源のテンポさえ合えばなんとかなるだろうと思っていたのですが、まずテンポ合わせで躓くという…。

ダンスの方の「再生速度」を100以下にしていい感じにテンポを遅くするのですが、合っているかどうかの見極めが
完全に感覚頼み。
しかも、振り付けによっては合ってるように見えたり見えなかったり……。
最終的に95で一致したような気がしたので、それで決行。

作業2:音源と振付合わせ
ダンスと音源のテンポさえ合えばなんとかなるだろうと思っていたのですが、テンポだけ合ってもダメでした!
ダンスモーションはこの曲のために作られたわけではないので、テンポが合っていたとしても、振付の違和感がすごい…。途中までいい感じに合ったかと思っても、通しで流していると途中でコレジャナイ感があり、「曲にあった振付」って大事なんだなあと改めて実感したのでした……。

ということで、使えるところはそのまま使い、合わないところは別のひとまとまりを持ってきて切り貼りするしかない!という結論に。

作業3:シーンチェンジやエフェクトで繋げる
切り貼りしたシーンを、シーンチェンジやエフェクトを使って、どうにかこうにかごまかs……ごほん。違和感がないように繋げていきます。
しかし、この作業が本当に大変……!
拍に合うように&曲の盛り上がりに合うように考えて繋ぐのですが、まさにタイミングが命。ちょっと振付がズレただけで、違和感が半端ない。
また、定点カメラ故に繋ぐ時にはアバターそのものを一瞬消さなければいけないのですが、頻度&同じ手が多いとこれまた違和感が…!
細かい微調整も多く、タイミングをちょっと遅らせたい場合は、違和感のない程度に振り付けのほんの一部をちょっと遅くしてみたり…と試行錯誤。

そして、この合わせ作業ですが、
基本的に勘頼みなのが本当につらい。
もっといい方法があるのかもしれませんが、世のMMD職人たちはすごいなー。

作業4:仕上げ&エンコード
動画全体が完成したら、
・音量調整
エンコード(書き出し)
を行います。
エンコードが完了すれば一応完成ですが、出来上がった動画をチェックして、違和感があれば再度編集作業へ……の繰り返しです。
いいかな?やっぱり気になる…!の繰り返しで、何度編集し直したかわかりません…。
自分が納得するまで調整したら、完成です!
タイミングの微調整でかなり難航したため、2日ほどかかりました…。

 

【まとめ】

というわけで、「無料かつ低スぺPCで3Dアバターのダンス動画を作ってみた」は以上の通りです。
結論から言うと、「できなくはないが、合わせるのが大変」という感じです。
できることの幅や画質なども考えると、スペックの低いPCだとなかなか厳しいです。
あー、もっとスペック高いPCが欲しいなー。

(その後、2作目を作った話はこちらからどうぞ↓)

rocagamech10.hatenablog.jp