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ムーンライター 店主と勇者の冒険|歯ごたえのあるダンジョン探索系ゲーム【ネタバレなしレビュー】

昼はお店経営、夜はダンジョン攻略という二つの要素を持つ『ムーンライター 店主と勇者の冒険』
いっせいトライアルで遊べるチャンスがあったのでプレイしてみたところ、熱中して時間がどんどん溶けていくタイプのゲームでした…!

この記事では、『ムーンライター 店主と勇者の冒険』(Switch版)について、どんなゲームなのか、遊んでみた感想を交えつつ紹介していきます。
※本編はハードでクリア済みですが、「ニューゲーム+」や「追加コンテンツ」は未プレイのため、本編部分を遊んでの感想になります。

 

どんなゲーム?

ダンジョンのすぐそばに位置する集落で「ムーンライター」という店を経営する青年「ウィル」が主人公。
昼は商人として店を切り盛りし、夜はダンジョンに潜ってアイテムを集めるというゲームであり、「お店経営」と「ダンジョン攻略」の両方が楽しめる作品となっています。

 

【ゲームの特徴】

①ダンジョン攻略
入るたびに異なったマップが生成されるローグライクゲーム

②お店経営
ダンジョンから持ち帰ったアイテムなどを陳列して売ることができる。
値段設定は自分で行うものの適正価格があるため、商人手帳を参考にしたり、お客さんの反応を見て価格設定を行う必要がある。
需要やショーケースによっては基本価格より高く売ることも可能。

③町や店舗を発展させたり、装備を整えることで強くなっていく
稼いだお金を使って店舗設備を充実させたり、素材とお金を使って装備を強くしていく。
キャラクターレベルの概念がないため、装備品の強さはウィルの強さに直結する。

④選べる難易度
一番始めに「ノーマル」「ハード」「ベリーハード」から選択可能。
開発者おすすめは「ハード」とのこと。
自分はハードで遊んでみたのですが、その所感は後程。

 

良かった点&気になる点まとめ

 
良かった点
・やり始めると止まらない系のゲーム
・手持ちアイテムの取捨選択が面白い
・武器に種類があり、好みで選べる
・サポートモンスターの存在
 
気になる点
・システム系の説明がわかりにくい&後から確認できない
・被ダメージが大きい
・防御強化手段や回復手段が少ない
・任意でセーブができない

以下で詳しく述べていきます。

 

【良かった点】

・やり始めると止まらない系のゲーム
プレイしてみると、
ダンジョン攻略→お店経営→稼いだお金で強化→ダンジョン攻略…
のループが止まりませんでした。
難易度をハードにしたせいか敵がそこそこ強く、何度も潜っては少しずつ装備を強化していく必要がありました。
「今回はあれを集めよう」、「戻ったらあれが強化できそう」、「そろそろあの設備をグレードアップしよう」などなど、やりたいことが次々に出てくるので止め時がわからなくなるタイプのゲームであり、熱中してプレイしてしまいました。

 

・手持ちアイテムの取捨選択が面白い
ウィルが一度に持てるアイテム数には限りがあります。
鞄の容量は増えないため、限られたアイテム枠でどのアイテムを持ち帰るかに悩むことになります。
宝箱から入手できるアイテムの中には「帰還時に矢印方向のアイテムが消滅」「矢印方向のアイテムを即転送」など、特殊効果が付いていることがあり、よく考えて鞄の中身を整理しなければなりません。
パズルっぽい要素であり、個人的には面白かったです。

 

・武器に種類があり、好みで選べる
武器は「剣と盾」、「大剣」、「槍」、「両手(グローブ)」、「弓」の5種類があり、2つを装備することができます。
ダンジョンではワンタッチで武器を切り替えながら戦うことができます。
それぞれ間合いやタメ技に違いがあるため、一通り使ってみて好みで選ぶとよいと思います。

 

・サポートモンスターの存在
モンスターの卵を拾うことで、サポートモンスターを1匹連れて歩けるようになります。
スタン効果や毒効果を付与したり、遠距離攻撃をしてくれたり、中には回復をしてくれたりなど、それぞれ特殊効果を持っています。なかなか頼もしいです。
サポートモンスターは必須ではないので、連れて行かないこともできます。

 

【気になる点】

・システム系の説明がわかりにくい&後から確認できない
チュートリアルなど説明は基本的に文字ではなくイラストでの説明になります。
見れば大まかにわかるのですが、実際に使ってみて「ああそういうことね」となることが多かったです。
また、ゲーム内にヘルプページなどがないため、一度見た解説は後から見ることができません。まあ大体理解はできるので、なんとかなるといえばなるのですが…。

 

・被ダメージが大きい
「ハード」で遊んだ影響なのか、モンスターからの被ダメージが大きく、無茶をして突っ込んでいくとすぐボロボロになります。
また、こちらは1人(+1匹)に対して、マップによってはモンスターが6匹、遠距離攻撃あり、床ダメージありなど、後半のダンジョンはなかなか手強かったです。
加えて↓の内容もあるので、回避が苦手な人にはかなり厳しいです…。

 

・防御強化手段や回復手段が少ない
武器は3回まで強化ができるものの、なぜか防具は1回しか強化ができません。
また、防具は防御力というよりはHP増加の側面が強いので、防御力はそんなに上がりません。そのため、攻撃力は990持っていても、防御力は50しかないなんてことも…。
また、回復薬はカバンに複数個入れておけるものの、実際の戦闘中はメニュー画面が開けないため、回復スロットに入れた回復薬(最大5個)以外は使うことができません。
回数限定のシールドを付与したり、一時的に最大HPを増やしたりもできますが、被ダメージが大きいので、回復を頼りにするよりもいかに避けるかが重要になってきます。

 

・任意でセーブができない
オートセーブとなっており、自分で任意にセーブができません。
オートセーブのマークに注意していないと、「今ここでやめたら次はどこから始まるんだ?」ということになりがちです。

 

まとめ

ダンジョン探索や強化要素がコンパクトによくまとまったゲームであり、プレイし始めるとどんどんやりたくなってしまうタイプのゲームでした。
チュートリアルやシステム説明がざっくり&ダンジョン攻略はそこそこ難しめのため、ゲーム慣れした人向けかなと思います。

より難しい「ベリーハード」や、アイテムが追加される「ニューゲーム+」「有料追加コンテンツ」も存在するので、歯ごたえのあるゲームが好きな人は夢中になれる作品だと思います。