ただのゲーム好きブログ

ただのゲーム好き。switchやインディーゲームのレビューをつらつらと。

ちっぴーとのっぽー なかよしコンビのわくわく工場|組み立て工程もパズルのうち!ほのぼの3Dパズルゲーム【レビュー】

二人の個性を生かして、見本の通りにおもちゃを組み立てる3Dパズルゲーム『ちっぴーとのっぽー なかよしコンビのわくわく工場』
協力系ゲームですが、一人プレイも可能ということでプレイ。ほどよい難易度で面白かったです!

この記事では、『ちっぴーとのっぽー なかよしコンビのわくわく工場』(Switch版)について、どんなゲームなのか、遊んでみた感想を交えつつ紹介していきます。
主に一人プレイでの感想になります。

 

どんなゲーム?

狭いところが得意な「ちっぴー」と、ジャンプ力の高い「のっぽー」を操作して、見本の通りにおもちゃを組み立てる3Dパズルゲーム。
ブロックを組み合わせるだけでなく、パーツを切ったり、着色したり、クレーンを使ったりなど、いくつかの仕掛けも存在します。

 

【ゲームの特徴やルールなど】

・見本の通りに組み立てる
バラバラになっているパーツを見本の画像と同じ形に組み立てるゲームです。
見本画像はカラーですが、回転させることはできません。
ステージ床にある赤スイッチを押すとホログラムが起動し、カラー画像では見えない後ろ側の形を確認することができます。
この二つの見本と落ちているパーツの形をヒントにして、おもちゃを組み立てていきます。
色、形が完璧に合っていれば☆3つの評価がもらえます。

・タイムは計測されているが、評価に影響なし
ステージへの挑戦中はタイムが計測されているものの、評価には全く影響しません。
一人プレイだと作業分担ができないために、二人プレイに比べると時間がかかってしまうのですが、時間は評価に影響しないので安心して遊ぶことができます。

・二人の特徴を把握しよう
ちっぴーは高さ1マス分の隙間に入ることができますが、1マス分の高さしかジャンプができません。
のっぽーは自分より低い隙間に入ることができませんが、2マス分の高いジャンプが可能です。
「移動スピード」や「持ち上げる力」に違いはありません。

・4マス以上つながっているパーツは重たい
3マス以下のパーツは一人でサクサク運べますが、4マス以上つながっているパーツは重たく、一人での運搬スピードはかなり遅くなります。
持てない、運べないことはないのですが、扱いづらいです。
長距離の移動は二人での運搬が吉。

・巻き戻し機能あり
一度くっつけてしまったパーツは基本的には外せませんが、巻き戻し機能を使うことでくっつける前の場面に戻すことができます。

 

【二人プレイについて】

おすそ分けによる二人プレイが可能。片方がちっぴーを、片方がのっぽーを操作します。
序盤のステージを友人とプレイしてみましたが、「どうする?」「これはこっち?」「じゃあアレ取ってくる」など、相談しながら分担したり、一緒に運んだりという作業が楽しかったです。

一緒に持ち上げた状態で段差を乗り越えるには二人の息を合わせてジャンプしないといけないので、その点は大変そうかなと思います。
また、画面は二人で共有であり、カメラ回転は1P2Pどちらも可能なため、カメラを回す際には声を掛け合わないと、突然カメラが回ってびっくりすることも。
いかに二人で声を掛け合って挑むかがポイントになりそうです。

 

良かった点&気になる点まとめ

 
良かった点
・解き方が自由であり、ほどよい難易度
・同じお題でも組み合わせがランダムになるモードあり
・コスチュームが選べる
 
気になる点
・見回したときに背景が重なると画面が見づらい
・パーツを集めるのが面倒なステージあり
・ホログラムはカラーで表示されない

以下で詳しく述べていきます。

 

【良かった点】

・解き方が自由であり、ほどよい難易度
最終的に見本と同じ形になればOKなので、組み立てる順番や方法は自由です。
高さのあるお題は、上から乗せるか、下から積み上げていくかなど、どこからどのように組み立てるかを考える必要があります。
単純にパーツをはめるだけでなく、運搬方法や組み立ての手順も考える必要があるというのが面白かったですね。

 

・同じお題でも組み合わせがランダムになるモードあり
メインのモードを進めていくと解禁される「しゅうり屋さん」。
メインステージと同じラインナップなのですが、パーツの組み合わせ方がランダムで出題されるモードとなっており、同じお題でも何度でも遊ぶことができます。
パズルゲームあるあるの「一度遊んだら解き方がわかっているから終了」では終わらず、何度でも遊べるのが嬉しいです。

 

・コスチュームが選べる
メインを進めていくと衣装が貰えるのですが、帽子と服を自由に組み合わせることができます。かわいいです。

 

【気になる点】

・見回したときに壁が重なると画面が見づらい
パーツ自体の回転ができない仕様&3Dパズルのため、カメラを回転させて後ろ部分を確認したり、見やすい角度へカメラを回して組み立てていくのですが、角度によってはステージの壁などが映り込んでしまい、見づらくなることもしばしば。
一応透過してはいますが、それでも見づらいんですよね。
ステージによっては仕方ない部分でもあるのですが……。

 

・パーツを集めるのが面倒なステージあり
パーツがあちこちに散らばっていて、集めて組み立てるパターンがあるのですが、個人的にはめんどくさかったですね…。
自分の解き方だと、とりあえずパーツを一ヵ所にすべて集め、そこからどう組み合わせるかを考えていたのもあって、まず集めてくるのに時間がかかる。そして場合によっては狭くて困る。
さらに、階段があるステージではパーツが段差に引っかかりやすく、サクサク運べなくて苦労しました。
ステージ自体に仕掛けがあるのは、楽しい一方で面倒にも感じてしまう部分にもなり得てしまうので、一長一短ですね。

 

・ホログラムはカラーで表示されない
見本のカラー画像では、見えない部分の形がわからないので、ホログラムを使って確認する必要があります。
このホログラムなのですが、パーツの色はわかりません。
詳しくは言えないのですが、とあるお題では、どうやっても見えない部分の色で引っかかるパターンがあり…………。これについては、一応推理する方法はあるのですが…ううむ。

 

遊んでみた感想

思っていたよりもステージ数がそこそこ(一つの工場で12ステージ。それが6つ。計72問)あり、たっぷり楽しめました。

ちょっと頭を悩ませる難易度がちょうどよく、「ここからどうやって載せよう」という、組み立て手順まで考える必要がある点が個人的には面白かったですね。
そして、解き方に幅があるのが何よりも良い。

序盤は友人と遊んだものの、以降は一人プレイ。
コントローラーの左右をそれぞれ使って動かすタイプなので混乱はしますが、操作自体は単純なので、二人の位置取りにさえ気を付けていれば特に問題なく遊べます。
一人プレイでは組み立て方や手順を相談する必要もなく、自分のやりたいようにサクサクできるので良かったです。

パズル部分は満足なのですが、角度によっては背景で見づらくなってしまう部分や、二人が離れているとかなり小さくなってしまう点など、困った点もありました。

パズル部分の面白さで満足しているからこそ、パーツ集めが個人的には面倒に感じてしまいましたが、ステージ部分のギミックやパーツ集めは協力プレイではより楽しめる部分であり、一人プレイでは一人の良さが、二人プレイでは二人プレイでの良さがそれぞれあるゲームかなと思います。

 

まとめ

エンディング到達までは約15時間。
思っていたよりもボリュームがあり、しっかり楽しませていただきました。
しゅうり屋さんはまだ全部クリアできていないので、すべてコンプリートするにはまだまだ時間がかかりそうです。

ゆるくかわいい見た目&ほどよい難易度で楽しめる3Dパズルゲーム。
おすそ分けプレイで遊べる点や、人によって解き方に差が出そうな点もGood。
パズルゲームが好きな方はいかがでしょうか?