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デイヴ・ザ・ダイバー|ダイビング×寿司の内容盛り沢山な海洋ゲーム【ネタバレなしレビュー】

ダイビングと寿司屋の営業という異色の海洋ゲー『デイヴ・ザ・ダイバー』
Switch版のリリースで初めて存在を知り、独特な濃ゆい世界観を見て「なんじゃこりゃ!面白そうじゃん!」と思っていたのですが、面白かったです…!

この記事では、『デイヴ・ザ・ダイバー』(Switch版)について、どんなゲームなのか、遊んでみた感想を交えつつ紹介していきます。
あまり書きすぎると驚きがなくなってしまうので、内容に関しては結構控えめ。

 

どんなゲーム?

ダイバーである主人公「デイヴ」が海に潜って魚を獲ったり、寿司屋の営業を手伝ったりするダイビングアクション&寿司屋経営シミュレーションゲーム

昼はダイビングで魚を獲り、夜は寿司屋でお金を稼ぎ、稼いだお金で装備を強化してより難しいところへ潜り…という感じです。

メインとなるストーリーがあり、クエストをこなしながら底へ底へと潜っていきます。

 

【ゲームの特徴】

・驚きのドット絵グラフィック
基本画面はドットによるグラフィックなのですが、これがもう細かくて綺麗。
ムービーシーンもドット絵ですが、「これほんとにドット?」と思うぐらい綺麗でなめらかです。

 

・ダイビングはランダム

「入る毎に異なる」と表現されるタイプです。
マップにはいくつかのパターンがありますが、落ちているものなどはランダムです。

 

・自分で獲った魚を寿司屋で提供

昼はダイビングで潜り、まさかの夜も働きます。
ホールスタッフとして配膳したり、お茶を注いだりと大忙し。
メニューの設定や従業員の管理もします。デイヴさん、働きすぎです。

 

・稼いだお金で装備を強化

海には危険がいっぱい。
時にはサメなどの攻撃的な魚に襲われることも…!
武器や潜水装備を強化して、どんどん行動範囲を広げていきます。

 

・クエストが盛り沢山

メインのストーリーのほかにも、デイヴはさまざまなキャラクターに「頼み事」をされます。
次から次へとできることが増えていくので、やることが尽きません。
しまいにはダイビングと寿司以外のことも…!?

 

・登場キャラクターが濃い

デイヴ:まるっとしたフォルムが可愛いおじさん。無理難題もなんだかんだ引き受けてしまういい人。
コブラ:ヤバいことに手を出してそうなおじさん。大体の無茶振りはコブラのせい。
バンチョ:寿司屋のマスター。いぶし銀で職人肌なおじさん。
ダフステレオタイプなオタクくん。
などなど、基本的におじさん祭り。
パロディ的な内容も多く、「これ大丈夫か…?」というキャラクターもいます笑

 

良かった点&気になる点まとめ

 
良かった点
・グラフィックが綺麗
・できることが盛り沢山
ミニゲーム的要素が豊富
・翻訳がバッチリ
・リトライ機能が親切
 
気になる点
・やれること、ミニゲーム的要素がありすぎる
・ダイビングに時間がかかる
・ストーリー進行における特定のパターン

以下で詳しく述べていきます。

 

【良かった点】

良い点は先にだいたい書いてしまったので、重複してしまいますが…

 

・グラフィックが綺麗

メインとなるドット絵のクオリティが素晴らしいです。
ムービーシーンもちょこちょこあるのですが、細かく滑らかでびっくりしました。
ダイビングでは背景が3Dで表現されており、奥行きが感じられる画面となっています。
熱帯の海を泳ぐ、カラフルな魚たち…!
特に浅い海は明るく、見ていて楽しいです。

 

・できることが盛り沢山

メインのダイビング、寿司屋の営業自体もそうですが、サブクエストやカード(図鑑のようなもの)集め、ミニゲームなど、内容が盛り沢山です。
ダイビング→寿司屋→強化→ダイビングの繰り返しだけでもどんどんプレイしたくなってしまうのに、「あれを集めて、これを集めて…」と、クエストがどんどんやってくるので、やめ時がわからなくなるタイプのゲームです。

 

ミニゲーム的要素が豊富

銛の属性によっては捕獲アクションの方法が変わったり(連打、コマンド入力、スティック操作など)、お茶を注ぐのも傾け具合とタイミングを見計らったりと、何かとちょっとしたミニゲーム的要素が入っており、単調になりがちな繰り返し作業にも変化をつけています。
また、「ミニゲームそのもの」もいくつか存在します。

 

・翻訳がバッチリ

海外のゲームですが、日本語訳はバッチリです。プレイしていて気になる箇所はほとんど存在しませんでした。

 

・リトライ機能が親切

通常のダイビングではHPがなくなると強制帰還&アイテムが一つしか入手できないのですが、ボス戦や特定の場面では、ペナルティなしで何度でもリトライすることができます。

 

【気になる点】

ほぼほぼ満足なのですが、あえて挙げるとしたら…

 

・やれること、ミニゲーム的要素がありすぎる

やれることがたくさんあって、かなり忙しいです。
全部完璧にこなす必要はありませんし、NPCに託すことができるものもあります。
全部自分でカッチリやろうとすると、疲れてしまうかなと思います。
また、何をするにもミニゲーム的要素が入ってくるので、ガツガツ一気にやりたい人は、ちょっと面倒に感じてしまうかも。

 

・ダイビングに時間がかかる

泳いでの移動になるので、基本的にそこまで速く移動はできません。
ダッシュもありますが、HPを消費するので余裕が出てくる頃にならないと多用はできません。
少しずつ遊ぶタイプの人ならさほど気にならないと思いますが、1度のダイビングであれこれこなそうとすると、ダイビング1本でも数十分かかります。

 

・ストーリー進行における特定パターン

ストーリー上あるあるなのが、特定のポイントに到着→このままだと進めないから一旦戻ろう→必要なアイテムを集めよう→例のポイントにまた行こう
というパターン。
このパターンがとても多く、「このまま行かせてくれよー‼」と何度思ったことか…!
ガツガツ進めたい人にはもどかしい感じです。

 

まとめ

グラフィックのクオリティの高さや、ゲーム内容の充実、どんどんプレイしたくなるダイビング→経営→強化の要素など、やめ時がわからなくなるタイプの熱中できるゲームでした!
翻訳がバッチリな点もポイントが高いです。

本編クリアまで40時間ほど。
無料DLCである『DREGDE(ドレッジ)』のコラボ部分については、内容が苦手そうなのでプレイできていませんが、収集要素なども含めて、満足するまで遊んだ時間は55時間ほどです。すごいボリュームでした。

ほぼ良ポイントしか思いつかないのですが、あえて言えば、盛り沢山の内容や、ダイビングの速度やストーリー進行、随所に入るミニゲーム的要素など、ガツガツサクサク進めたい人は少し疲れてしまうかもしれません。
どちらかといえば、じっくり・のんびり・たっぷり楽しみたい方向け

トレーラーを見て「面白そう」と思える方なら、十分に楽しめるかと思います。
ダイビングは少し慣れが必要になると思うので、気になる方は体験版のプレイをおすすめします。